翡翠色の温泉 志賀高原 熊の湯ホテル

2026年 6月 訪問

草津温泉の定宿「飯島館」に宿泊した翌朝、宿を後にして車を走らせ国道292号線、志賀草津道路を登っていきます。今日は志賀高原の熊の湯ホテルに立ち寄り湯でお邪魔しようと思っています。

富士見駐車場より草津温泉方面を望む。

志賀高原の中でも熊の湯スキー場はとても雪質が良く、40年ほど前にはスキーで毎年訪れていた所なのです。流石に熊の湯ホテルには泊まれませんでしたが、近くの庶民的な宿に宿泊した記憶があります。温泉はとても良かった事を思い出しました。

近年、草津白根山の噴火に伴い、志賀草津道路はなかなか通れない時が多かったのですが、昨日草津に入る際に志賀草津道路が全線通行可能との表示が出ているのを見かけました。飯島館で綿の湯の温泉を堪能してからビールを飲んでいるとき「そうだ!熊の湯ホテルに行ってみよう!」と思い立ち、調べてみるとなんと!志賀草津道路を使うと1時間もかからなく着くようなのです。行かない手はありません!。

遠く火山性の噴気が見えます。

車はどんどん標高を上げていきます。途中、殺生河原の近辺の岩だらけで噴気が上がっているところは駐停車禁止の標識が出ています。今は火山噴火レベルは1の状況なので通ることが出来るようですが、以前レベル2の時は通行止めで通れませんでした。最新の情報をチェックする必要があります。

国道292号線の最高地点に到達!。

途中の富士見駐車場展望台では天気も良かったので山々をよく見渡すことが出来ました。この時期は難しいですが条件が良ければ富士山まで見えるようです。

渋峠。横手山スキー場へのアクセス地点です。
渋峠ホテルは県境に建っているんですね。

群馬と長野県境の渋峠にはちょうど県境を跨ぐように渋峠ホテルが建っていて皆さん写真を撮っていました。横手山スキー場には以前スキーで滑りに来たのですが、もう記憶があまりありません。

熊の湯ホテル到着。

志賀高原に入って下っていくとすぐに熊の湯に到着。早速、熊の湯ホテルへお邪魔しましょう。立ち寄り湯は12時30分からです。着いたのがちょっと早かったのでしばしロビーで一休み。立ち寄り湯は1500円とちょっとお高いですね。

まだ静かなロビーで待ちましょう。

しばしロビーでくつろいだ後、時間となったので早速お風呂をいただきに行きます。老舗のホテルはなかなか重厚感があっていいですね、

掃除の行き届いた廊下の先にお風呂場が見えました。
長野オリンピックのポスター。1998年だったのですね。

お風呂は日によって男女入れ替えの様です。今日の男湯は碧落。浴室に入るとヒノキの浴槽が出迎えてくれました。話には聞いていましたが黄緑色、翡翠色のお湯はなかなか珍しいです。にごり湯ではなくてとても透明感が高い緑のお湯は初めて。早速かけ湯をたっぷりかけて入りましょう。

木の香りと硫黄泉の香りが混ざり合いとってもいい香りの浴室。

ああ、熱くていい感じのお湯!。入り口の表示には43℃と出ていましたが、浴感ではもう少し高く44℃くらいありそうです。ちょっと熱めでとてもいいお湯です。含硫黄の温泉は硫化水素分が多いと白濁し、硫黄分が多いと緑色になる傾向があるようです。こちらは後者でしょうか?。緑色に濁った抹茶の様な温泉には入ったことがありますが、これほど澄明な温泉は初めてです。ちょっと口に含むと歯に金属のしみるような感じがします。わたしは硫黄泉に入ったときにまれに感じる時があります。

温泉分析書を拝見すると泉質は、含硫黄ーカルシウム・ナトリウムー炭酸水素塩硫酸塩温泉(低張性 中性 高温泉)」との事です。硫黄の香りが強く、えぐみ・渋みがするお湯です。良いお湯ですね。

露天風呂の表面はうっすらと幕が張っていました。

内湯を堪能したら露天風呂に行ってみましょう。日差しがお湯の透明感を一層引き立てています。私が今日の立ち寄り湯で最初の客なので、まだ誰も入っていない露天風呂のお湯にはうっすらと温泉成分が幕となっていました。お湯に体を沈めると流れ出てしまいもったいないようです。温泉のことをよく知らない人は掃除が行き届いていないなどと思って悪い口コミなどを書く人がいるようですが全く逆なのですね。残念でなりません。

つつじが見頃。滝もありいい雰囲気の露天風呂。

露天風呂は内湯とは変わってお湯の温度は温めで、多分41℃あるかないかくらいと思います。とても長湯ができる温度設定ですね、しかしそれだけ源泉の温度が冷めているので内湯の様な金属のしみる感じはほとんどなく、香りも少し弱い気がします。

露天風呂に入るとすぐに入浴客が大勢みえられて、温泉の話をして楽しい時間を過ごさせていただきました。皆さん登山をするようで下山の後の温泉の話はなかなか尽きないようでした。

ロビーには歴史を感じさせる展示物が沢山あります。

熊の湯ホテルのお湯はエメラルドグリーン、翡翠色のとても珍しいお湯でした。草津温泉から条件が良ければとても近く、これからもタイミングを見て訪れてみたい温泉です。

訪問日 : 2026年 6月

スタイル : 立ち寄り湯

経費 : 1500円/人

泉質 : 含硫黄ーカルシウム・ナトリウムー炭酸水素塩硫酸塩温泉(低張性 中世 高温泉)

所在 : 〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏7148 0269-34-2311

特徴・湯使い : 翡翠色の温泉。エメラルドグリーンのお湯はとても神秘的でユニーク。唯一無二の温泉です。温泉分析書には源泉の温度が高いので加水しているとありますが、源泉温度が45℃ほどなので、ほとんど源泉かけ流しといってよいでしょう。