碓氷峠

碓氷峠 訪問記
2025年 5月 訪問
今回は久しぶりの碓氷峠へ訪問です。旧中山道、国道18号線の横川から軽井沢への道です。
かれこれ40年ほど前でしょうか?。当時、私も若くて車道楽をしていたもので碓氷峠はちょっとした場所だったのです。その時分は信越本線も現役で鉄道がが走っていました。今は遺構のみが残るだけです。

直線の結構な上り坂が続く坂本宿を通り過ぎ、つづら折りのカーブの始まる場所に「玉屋ドライブイン」があります。「峠の力もち」で有名なお店ですね。

碓氷峠をしばらく登ると「めがね橋」が見えてきました。丁度カーブの先にそびえたっていて存在感抜群です。正式名称は「碓氷第三橋梁」で、旧信越本線の横川~軽井沢間にあるトンネルや橋梁の中でも最大。国内でも最大のレンガ造アーチ橋です。国指定重要文化財となる碓氷峠鉄道施設の目玉ですね。

全長91m。川底からの高さは31m。4つのアーチからなるレンガ造りの橋は圧巻ですね。当時のレンガ技術の素晴らしさが見えます。レンガの積み方は「イギリス積み」ですね。それもそのはずイギリス人技術者が設計に携わったそうです。いやあ勉強になります。


橋の上へ登ってみましょう。めがね橋は観光スポットとして駐車場などの施設も整備されているので沢山の方が見えていました。現在は「アプトの道」として横川駅から熊ノ平駅間の6kmの廃線跡を散策できるようになっています。今回は車で短時間の訪問なので次回じっくりと歩きたいですね。


さあ戻ってもう少し進んでみましょう。しばらく進むと又橋梁が見えてきました。車から降りて眺めてみると小さいですが立派なアーチ橋です。当時はこの難所へ鉄道を引くのに大変苦労されたようです。又、資料によると開通後も急勾配の路線ゆえの事故等も多数あったようでした。


時がたち新幹線が開業したことにより、信越本線の横川軽井沢間の碓氷線は平成9年に廃線となり、現在はそこに鉄道が走っていたことすら知らない若い世代がモーターサイクルなどで駆け抜ける日々です。

今回はちょっと車で立ち寄っただけなので、次回の訪問ではアプトの道を散策してみたいです。
旅の記録
訪問日 : 2025年 5月
スタイル : のらりと散策
経費 : 無料
特徴 : 久しぶりの碓氷峠。40年前は鉄道の事は関心がありませんでしたが、年を取るとなかなか素晴らしい物なのが分かってきました。