那須湯本温泉 雲海閣 宿泊記
2026年 10月 訪問
久しぶりに、那須湯本温泉「雲海閣」に宿泊しました!。
そうですね。1年以上ご無沙汰していました。最近はぬるゆの温泉などに浮気していたこともあり、ちょっと熱い温泉にはあまり出かけていなかったのですが、久しぶりに雲海閣を予約しました。まあ、急に電話を掛けてもほとんど大丈夫なのでとても助かりますね。今回は自炊で2泊の予定です。

いつもと変わらずにちょっと乱雑な玄関に上がって帳場に声をかけます。出てきたご主人も相変わらずの様で先ずは安心。今宵の部屋を教えてもらって進むとちょっと雰囲気が違うのです。なんか小ぎれいになったような雰囲気なのです。又、帳場脇の壁には何やらポスターが貼ってあるではありませんか。なんと!宿の中に整体院が開業しているようです!。


ご主人に伺うと「らけちゃんは結構上手だよ」との話。最近足の具合がよくないので、これはお願いしない手はありません。今日はもう予約がないとの事なのでお風呂上がりの時間に合わせて予約しました。

雲海閣の素晴らしいところは、部屋に入るとテーブルの上に茶器の用意と、那須トラピスト修道院のガレットが用意されていることです。ちゃんと雲海閣の名入りの敷物もそれとなく。まあ、お茶は番茶であまりおいしくないですけど。

部屋に落ち着いたらお風呂への逸る気持ちを抑えて、先ずは押し入れから布団を引き出して準備します。雲海閣はシーツがパリパリでとても気持ちが良いのです。お布団の準備が整ったらお風呂へ行きましょう。

先ずはお風呂で体を温めてからです。お風呂場へ降りていくとなんか雰囲気が違います。抜けそうな床の感じは変わらないのですが、ちょっとかわいい案内があったりします。途中、奥の沢明礬泉の浴室がとってもきれいになっていてビックリ!。浴室だけではなく手前の入り口からとってもすっきりしてしまいました。以前はタイルが剥がれ落ちて座る場所が大変だった浴槽は木の縁取りの綺麗なタイルの浴槽に変身しています。


とりあえず、明礬泉は後で入ることにして、先ずは下の鹿の湯源泉の浴室へ。

ペンキの剥げたトンネルをくぐり、長い階段を下りていきます。天国への階段は変わっていませんでした(ホッ)。

下の湯殿は壁の板が一部新しくなっていたり手が加えてありますが大きな変化はありません。早速かけ湯をたっぷりとかけて入りましょう。ああ、相変わらずいいお湯ですね・・・。

しばらくお湯を堪能して気が付いたのですが、以前の様に激熱ではなく、ちょうどいい湯加減です。左側の熱いほうの湯舟も無理をしなくてもいい温度に調整されているのです。まあ、本来はこのくらいの温度がいいのですが、どうも鹿の湯の激熱なお湯に入たいお客さんがあるのは仕方ないですね。又、お客さんもそのような方が多かったようなのです。

お風呂から出て部屋で体を休め、予約時間に整体に行きましょう。整体院の名称は「らけちゃん整体」とあり意外と若い先生です。私は若いころ50年ほど前に事故で怪我をしてから右足が余りよくないのです。ベッドに横になった私を少し触って調べてから、私の体のどこがおかしいのかの説明がありました、驚いたことにほとんどその通りなのです。今まであまたの整形外科、整体やマッサージを経験してきましたがビックリです。

早速整体が始まりました。普通の整体とはちょっと違います。カイロプラクティックなどは背骨を外部から力で矯正していくのですが、らけちゃん整体は独特です。体のゆがみを無理に外からの力で治すのではなく、筋肉の張りを緩めるのでしょうかゆっくりと押していくだけなのです。それがとても痛いのです。感じる力はほんのちょっとだけなのですがものすごく痛いところが多くて、痛いと伝えると弱くしたりしてゆっくりと筋肉のコリをほぐしていくのです。施術後に話を伺うと、体が長い年月で固まった筋肉をほぐして、体全体のバランスを整えると人間の体は自然治癒する力を持っているのでよくなっていくそうです。

ご主人に伺うと、らけちゃん整体の先生は、「シュレスタ ラケス」さんと言いネパール出身の方です。もう20年以上日本でスポーツトレーナーや整体師として活躍されてきたそうなのです。いやあ、驚きましたね。こんな整体が雲海閣で開業していたなんて知りませんでした。

整体の後、夕ご飯の支度の前に上の明礬泉に入ってみましょう。新しくて気持ちがいい浴室です。早速かけ湯をたっぷりとかけていただきます。ああ、こちらもとってもいいお湯ですね。下手な大規模温泉宿のろ過循環のお湯なんか足元にも及びません。気が付いたのですがなんかとってもお湯の温度が高いのです。帰りがけに御主人に聞くと宿へ来る温泉の給湯経路が今までは壊れていて、それを直したらとっても熱くなった様です。

ご主人曰く、前のちょっとやばかったお風呂場のほうがいいというご常連がいるようで、困ったものだとぼやいていました。まあ、以前の明礬泉の浴室はちょっとアレでしたからね。それから壁の苔が綺麗に掃除してあって私の様な苔フェッチはちょっと残念。

私の雲海閣の楽しみの一つが食事。素泊まりの宿なのですが以前食事を提供していた際に使っていた厨房が使えるのです。以前の記事にも書きましたが冷蔵庫が壊れてしまったりして大変なようですが広い厨房を使えるのは楽しいものです。食器も沢山あり気分で選べます。以前に訪問した時は若いカップルがなぜかわかりませんが?、ものすごい量の料理を作っていた時がありました。

素泊まり宿に泊まるときの私の決まりはコンビニで買ったものは食べないということです。最低でも地元のスーパーマーケットでお総菜を買ってきます。まあ、偉そうなことは言えないですけど簡単な料理を作るのは私は大好きなのです。今回は初日はおでん、2日目はプルコギを作りました。朝食はいつも定番の卵焼きとパン。普段はご飯なのですがパンはすぐに食べられるのでいいです。ああ、お昼は簡単にラーメンにしました。ビールも添えて。
足の具合があまり良くなかったのでやってきた雲海閣。驚いたことに整体も始まっていてお湯もあまり熱くなくてとても体に優しい感じになっていて、今回の訪問はとてもいいプチ湯治になりました。

最新の雲海閣は、鹿の湯の温泉 × らけちゃん整体 = 最強の湯治場になっています。ああ、もっと近くに在ったら毎日通ってくるのですが仕方ないですね。さあ次はいつ来ることにしようか考えながらご主人に再訪を約束して帰路につきました。
旅の記録
訪問日 : 2026年 10月
スタイル : 2泊3日 素泊まり(自炊)
経費 : 1泊6000円/人 消費税・入湯税込み 1人で訪問(諸般の事情で値上げしたそうです)
泉質 : (鹿の湯源泉)単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)(低張性 酸性 高温泉)
泉質 : (奥の沢明礬泉)単純硫黄温泉(硫化水素型)(低張性 弱酸性 高温泉)
所在 : 〒325-0301 栃木県那須郡那須町湯本33 0287-76-2016
特徴・湯使い : いやあ、1年以上ご無沙汰していたらすごくバージョンが上がっていたのにびっくりしました。鹿の湯の温泉もあえてあまり熱くせずにしているそうです。その反面、明礬泉は結構熱い感じです。らけちゃん整体は素晴らしいの一言。なぜかとても落ち着く雲海閣。今後も雲海閣泊は楽しみです。
のらりとひなびた温泉へ