濃溝温泉 千寿の湯
濃溝温泉 千寿の湯 訪問記
私はこの「千寿の湯」が好きで、かなり以前からよく訪れています。
近年、「濃溝の滝」が有名になって駐車場が一杯になり、ガードマンが出て整理する様になりましたが、例の写真がSNS上で評判になる前は、車が1台も止まっていない時がほとんどだったのです。
しかし、駐車場が一杯でも温泉施設は空いている時が多く、皆さん濃溝の滝目当てなのですね。ちなみに余談ですが、例の写真の洞窟は正式には「亀岩の洞窟」と呼ばれる人工の農業用水用を流す為に掘られた水路です。濃溝の滝は笹川に数段ある目立たない滝です。
温泉施設の下を流れる笹川の川底からの自然湧出だそうで、源泉温度が低いので加温はされていますが、加水・循環ろ過・塩素消毒等はされてない、かけ流しで千葉ではとても珍しいものです。
成分分析書を拝見すると、泉質名ではなく判定と表示されて、「メタケイ酸及び重炭酸そうだの項目で温泉法の温泉に適合する。ただし療養泉には該当しないので泉質名はない。」とのことです。各地の温泉を回ると時々このような表示がされているのを見受けます。療養泉にはならないので、泉質名はつかないのですが、温泉法ではちゃんとした温泉なのです。
能書きが長くなりましたが、早速お湯を頂きます。浴室はうす暗いので余りよくわからないですが、うっすらと黄色がかった、ほんのり硫化水素の香りがするお湯です。
浴槽の淵を、お湯が掛樋で巡り、途中の穴から流れ出て温度が均一になるように手が込んでいます。
湯上りもいつまでもポカポカで、夏は汗がなかなか引きません。
難点は、どうしても千葉の温泉は冷鉱泉が多く、源泉温度が低い為、加温になりますので、その分割高にならざるを得ないと思います。
しかし、いつもお湯から上り、お休みどころでゴロゴロと昼寝をするのは最高の気分ですね。又お邪魔したいと思います。
旅の記録
訪問日 : 2022年 9月
スタイル : 立ち寄り湯
経費 : 1000円/人
判定 : メタケイ酸及び重炭酸そうだの項目で温泉法の温泉に適合する。ただし療養泉には該当しないので泉質名はない。
湯使い : 加温 かけ流し