北温泉旅館

北温泉旅館 宿泊記

2021年11月 訪問

映画「テルマエ・ロマエのロケ地で有名な北温泉旅館さんに宿泊しました。

駒止の滝観瀑台駐車場に車を止められます

公共の駒止の滝観瀑台駐車場に車を駐車して、宿への道は結構な坂道を400mほど下ります(帰りの登りはつらいかも・・)。

余笹川の川音を聞きながら下ると見えてきました。宿に近づくと右側に見える温泉プールが迫力満点です。 とても歴史のありそうな建物を目指します。

宿に到着するタイミングで、トラ猫の「まるのお出迎えを受けました。この猫はとても人懐こく、後で部屋まであいさつに来てくれました。(こたつに入りたかったのかな?)

コロナ過の為(令和3年11月 現在)、宿泊は自炊客のみの受け付けとなっています。自炊棟の宿泊は「松の間となり、江戸安政年間築のとても歴史のある部屋に宿泊しました。

私の泊った部屋は自炊用炊事場の隣の部屋で、食事の支度もすぐですし、有名な天狗の湯も気が向けばすぐに入れてとても便利な部屋でした。

尚、トイレ、洗面は共同です。トイレは水洗ですが、水量が少なく流れにくいので要注意です。

松の間。江戸安政年間の築です。

さっそくお風呂に入りましょう。なんといってもこちらの宿は「天狗の湯が有名ですね。
とても大きな天狗のお面が存在感抜群です。日中、日帰り客が来ている間(8:30~17:30)は、男性専用の時間帯です。宿泊客の時間になると混浴となります。つまり、基本的に女性は宿泊しないと入れないということです。しかし、私が訪れた時は数人の男女が入浴していてあまり決まりは守られていない感じでした。

竹の間の奥には女性限定の「目の湯があり、こちらのお風呂は時間関係なく女性限定となります。又、天狗の湯の奥には宿泊客限定ですが、打たせ湯と、家族風呂もあります。

それから忘れてはいけません、こちらの宿の目玉「温泉プールと隣接して「相の湯、余笹川のほとりに露天風呂の「河原の湯など、沢山のお風呂があります。温泉プールは水着又はタオル着用にて利用する様になっています。まあ、今回お邪魔した11月では、ちょっと寒くて入りませんでしたけど。

皆さんご存じの天狗の湯。
打たせ湯。
貸切湯の家族風呂 手前は寝湯になっています

成分分析表を拝見すると、泉質は、単純温泉(中性低張性高温泉)とのことです。単純温泉ですが、泉質名がつくほど多くではありませんが、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム等の成分や、鉄分が含まれています。硫酸イオン、炭酸水素イオン成分も含まれています。

炊事場で晩御飯を作って出入りしているすぐ隣で、お風呂に入っていてる人がいたりして、とても微笑ましいものでした。自炊のお客さんは温泉慣れしているためでしょうか。 お湯は多少濁っていて、鉄味がします。とにかく湯量が豊富です。裏山の源泉から湧き出ているお湯をドバドバ投入し、見事に溢れています。

河原の湯
玄関

携帯電話は圏外となりますが、宿のWi-Fiは使えます。

館内はとにかく不思議なものがたくさんあり、写真の被写体には困りません。古い建物でありますが、手入れはちゃんとされています。 それから寒い季節なのですが、建物の中を温泉が流れているた為か、意外と温かく過ごせました。

不思議な物が沢山

今回は自炊での宿泊です。冬の私の定番の自炊メニューはおでんです。

手抜きなので基本パックのものを買って、その他の食材は家で仕込んでおいて後は煮込むだけなのでとても楽ちん。翌朝はパックご飯を入れて雑炊にしてもおいしいのです。

食器などは自炊では宿のものを借りますので、コップやお猪口などはバラバラになっちゃいますね。

おでんで一杯!!

翌朝、温泉プール脇の「相の湯に入りました。 こちらは天狗の湯とは別の源泉で、鉄分が濃く感じられ、湯の花が多く舞ってとてもいい感じのお湯でした。

相の湯 湧出物で棚田の様です


今回は自炊にて宿泊しましたが、食事の時間など気にせずに気ままな滞在がとても気楽で良く、次は数泊して湯治を楽しみたいですね。

みんな知っている温泉プール

北温泉旅館には、清潔で快適な滞在を求める人は訪れてはいけません。純粋に古来からの湯治文化を敬い、温泉を楽しむ気持ちをもって滞在したいものです。

訪問日 : 2021年 10月

スタイル : 1泊2日 素泊まり (自炊棟にて自炊)

経費 : 4900円/人 消費税・入湯税別 2人で訪問

泉質 : 単純温泉(中性 低張性 高温泉)

湯使い : 源泉かけ流し(大量ドバドバ)

関東甲信越

Posted by norari