湯宿温泉 湯元館

関東甲信越

2025年 2月 訪問

湯宿温泉「湯元館」に宿泊いたしました。

湯宿温泉は、つげ義春の「ゲンセンカン主人」の舞台となる温泉場で、その方面ではとても有名な温泉地。湯元館は以前からとても気になっていた宿です。中々訪問する機会が無くてやっとお邪魔しました。

湯宿温泉の中では一番大きな宿です。

旧三国街道筋の宿場町として開湯千二百年と、湯宿温泉はとても歴史が有る温泉場なのですね。初代沼田城主、真田信之が関ケ原の合戦後の疲れをいやすために訪れたとの事です。

2階の部屋へ落ち着きました。

湯元館は「湯治の宿とうたっているので、チェックインは13時からと早く、温泉が目当ての私などにはとても良いです。おとないを入れ、女将さんに2階の部屋へ案内していただきました。

旅の荷をほどき、まだ早いのでしばし温泉街を散策するとしましょう。国道17号線から分かれて旧三国街道にある温泉街は、石畳の路地に数軒の共同湯(現在は3軒だそうです)が存在し、曲がりくねった細い道が続いて中々の風情が有りますね。意外と宿が多いのが驚きでした。

車が通れないような細い路地が続きます。
共同湯、「竹の湯」
共同湯「窪湯の脇には、薬師如来像が祀られています。
「つげ義春が投宿したのが大滝屋だそうです。

温泉街の散策から帰り、落ち着いたら早速、温泉へ入りましょう。こちらのお湯は「結構熱いという事で評判なのです。ちなみに大浴場は混浴です。朝の時間7時~8時30分までは女性専用の時間です。

かけ湯を心臓から遠い処より十分にかけると、意外と激熱なお湯でも入ることが出来ます。

6角形の湯殿の真ん中に、円形の浴槽。中々風情が有りますね。

ああ、熱くて切れの良いいい温泉ですね。仄かに硫化水素臭がします。裏山の岩がむき出しになっている所から源泉がわきだすようになっていて湯舟へ投入されています。源泉の場所にカップが置いてあり、飲泉許可はありませんが個人の判断で飲泉してみます。やはり源泉は硫化水素臭がして、多少のえぐみなどの味がします。いいお湯ですね。

源泉が投入される場所は石に湧出物が一杯です。

温泉分析書を拝見すると泉質は「ナトリウム・カルシウムー硫酸塩温泉(弱アルカリ性・低張性・高温泉)」とのことです。

建物の裏、湯殿の脇に源泉が有ります。

湯宿温泉は、つげ義春が「ゲンセンカン主人」の着想を得た温泉場としてとても有名ですね。つげが投宿した時代は古くからの宿が多くあったようで、それ以降、幾度となく湯宿温泉を訪問した際に「湯元館」へも宿泊していて、その際は立派な宿なので侘しくなく、「やはり湯宿に来たら小さな粗末な宿にしなければ感じが出ない」などと記しているようです。しかし、現在の湯宿温泉は殆ど新しい宿に建て替えられて、逆に湯元館が「レトロ」で味のある宿で残っているという事になりました。

味のあるマッサージ機がいいですね。脇のハンドルがポイントです。
温泉宿には卓球台も忘れてはなりません。

温泉街を散策して温泉に入り、ビールを飲んで布団に転がって、何もしない贅沢を味わってしばし、夕飯の時間です。こちらの宿は3名までは部屋食だそうです。

今回はスタンダードプランでの宿泊。特別なご馳走ではないのですがホッとする食事でゆっくり頂きました。

スタンダードプランの夕食。部屋でいただきます。
朝食もしっかりとしたものです。自家製の温泉玉子が付きます。

翌朝、さすがに朝は温泉の温度が高いですね。44℃ほどはあったでしょうか、おかげですっかり覚醒して朝ごはんを頂き、時間いっぱいまで湯宿温泉のお湯を満喫して宿を後にしました。
湯元館さんは水上方面での新しい定宿となりそうです。

浅野家邸より譲り受けた13重の塔だそうです。

訪問日 : 2025年 2月

スタイル : 1泊2日 夕朝2食付き

経費 : 9000円/泊 消費税・入湯税別 1人で訪問

泉質 : ナトリウム・カルシウムー硫酸塩温泉(弱アルカリ性・低張性・高温泉)

湯使い : 湯殿脇の源泉から源泉かけ流し。大浴場は混浴です。婦人風呂、貸切風呂が有ります。

特徴 : 湯元館はその名の通り源泉を有し、各宿泊施設や共同湯へ給湯しているそうです。

関東甲信越

Posted by norari