金山町温泉保養施設 炭酸温泉 せせらぎ荘

2024年 4月 訪問

金山町温泉保養施設 炭酸温泉 「せせらぎ荘へ伺いました。
こちらの温泉は「炭酸温泉」という事で、とても希少な泉質のお湯なので楽しみですね。

さあ、お風呂を頂きに行きましょう。

以前、川向こうの共同浴場「八町温泉共同浴場 亀の湯」へ伺ったとき、地元のご常連が「せせらぎ荘」も中々良いお湯と教えて頂いたのです。
今回の訪問は炭酸成分の多い源泉「大黒湯」がお目当てです。もちろん、「玉梨温泉」もいいお湯ですね。

玄関を入ると地元の産物などが販売されていてちょっとした道の駅の様です。さあ、早速温泉へ入りましょう。
料金は町内の方は300円。町外は500円となります。

お目当ての大黒湯は37℃とちょうど良い温度です。

脱衣所に湯舟の温度が表示されています。炭酸温泉の大黒湯は37℃、玉梨温泉は42.9℃とあり、大黒湯は炭酸成分が飛ばない「いい塩梅の温度なのですね。

温泉分析書を拝見すると泉質は、大黒湯は「ナトリウムー炭酸水素塩塩化物硫酸塩泉(低張性中性温泉)」。玉梨温泉は同じ成分なのですが、源泉温度が高いので高温泉との事です。

大黒湯の遊離二酸化炭素成分は809.6mgと、二酸化炭素泉の定義に少し届かないのですがかなりの量の炭酸成分が含まれています。炭酸温泉とうたっても問題ないでしょうね。玉梨温泉の遊離二酸化炭素泉量は742.9mgと、これもかなり含まれていますが泉温が高いので揮発してしまうのでちょっともったいないですね。

成分総計を見て驚きました。大黒湯は3.314g、玉梨温泉はなんと!4.253gと信じられない量です。楽しみですね。

お風呂場へ入ると、右の大きい湯舟の玉梨温泉は源泉の投入口からボコボコと泡と一緒に源泉が投入されています。源泉温度は45℃ほどなので、湯舟の中でちょうど良い温度となるのですね。皆さん大勢の方が湯浴みされています。左の小さい湯舟の大黒湯はお湯の温度が37℃と低いせいか、あまり入っている方はいません。しかしご常連の方はじっとして長く入っているようです。早速お目当ての大黒湯へ入りましょう。

ああ、初めはちょっとぬるい感じがしますがすぐに感じなくなる、俗に言う不感温度なのでいくらでも長湯が出来ます。すぐに体に泡がまとわりついてきていい感じです。源泉を口に含むと塩味と炭酸系の味がします。いいお湯ですね。

じっとお湯に浸かって見ていると、玉梨温泉の方へは大勢の方が入っては出て行くのですが、大黒湯へはちょっと入ってみてぬるいのでしょうか?すぐに出てしまう人がほとんどですね。もったいない様な感じがしますが人それぞれの好みの問題なので仕方ありませんね。ゆっくりと大黒湯を味わいましょう。

炭酸温泉へ入浴した調査結果が有りました。

お風呂から上がって壁に掲示してある張り紙を拝見すると、地元の金山町と日本健康開発財団が行った大黒湯の効能調査結果が有りました。炭酸成分の多い温泉に入ると血行が良くなり、ぬるくてもとても温まるようです。とてもいいお湯ですね。
ちなみに余談ですが、わたくし野楽狸も日本健康開発財団の「温泉健康指導士」なのです。

恵比寿屋さんの左側の小さな赤い屋根が「八町温泉共同浴場 亀の湯」です。
桜に隠れていますが、中央の白い小屋が「玉梨温泉 共同浴場」です。

お風呂から出て、食堂で遅いお昼ご飯を頂き、建物から出ると会津の遅い桜が満開でとても奇麗です。せせらぎ荘は中々良いお湯なので、他の2つの共同浴場と一緒にこれからも利用させていただきたい温泉ですね。

訪問日 : 2024年 4月

スタイル : 立ち寄り湯

経費 : 500円/人

泉質 : 大黒湯 ナトリウムー炭酸水素塩塩化物硫酸塩泉(低張性中性温泉)
泉質 : 玉梨温泉 ナトリウムー炭酸水素塩塩化物硫酸塩泉(低張性中性高温泉) 

湯使い : 源泉かけ流し

特徴 : 二酸化炭素泉の定義にはほんの少し届きませんが、ほとんど炭酸温泉と言っていいでしょう。

東北

Posted by norari