那須温泉神社

2024年 1月 訪問

雪の積もる1月。那須湯元の鎮守、温泉神社へ参拝いたしました。

「温泉神社」と書いて「ゆぜんじんじゃ」と読みます。長い石段を登ってお参りしましょう。

足元に注意して雪の参道を登りましょう。

飛鳥時代、鹿野三郎行広が矢傷の白鹿を追い、この山中に迷い込んでしまい、神の御教によって温泉を発見したことにより、神社を創建して温泉の神を祀り崇敬の誠をつくしたとのことです。

ミズナラのご神木。「生きる」と命名されています。

鹿野三郎行広は後に那須温泉開発の祖として見立神社祭神として祀られているそうです。それにより、現在まで鹿の湯伝説が伝わっています。

温泉神社の成り立ち。

奈良、正倉院に収められている文書でも、ここ那須の温泉神社が国内に名高く、都より貴人が那須に湯治に行ったことが載っているそうです。

文治弐年、那須与一宗隆により奉献された鳥居との事。

源平合戦の折、那須与一宗隆が、屋島の戦いの際に温泉神社を祈願して扇の的を射、名声を轟かせたことも有名です。後に一門をあげてこちらの温泉神社を崇拝したそうです。

社務所の前には「君が代」にでてくる、「さざれ石」があります。

さざれ石の巌となりて苔のむすまで。

これからも一層、良い温泉に楽しく入ることが出来ますようにお参りいたしました。

訪問日 : 2024年 1月

スタイル : 神社参拝