奥鬼怒登山 鬼怒沼 根名草山 日光沢温泉
奥鬼怒 日光沢温泉 宿泊記
2016年10月 訪問
今回は、紅葉の始まった鬼怒川の源流部、「奥鬼怒」へ向かう山旅です。
川俣温泉の先へ車を進め、行き止まりの夫婦淵駐車場で車を降ります。
これから先は一般車両進入禁止の為、加仁湯などの大型宿の送迎車以外は入れません。歩いて沢沿いを進むことになります。
紅葉時期なので、色づいた木々を眺めながら行きましょう。このルートは奥鬼怒温泉へのメインルートなので、結構な数の人が歩く為、迷うことはありません。まあ、だいたい2時間くらいで奥鬼怒温泉郷へ着きます。
しばらく登っていくと、奥鬼怒の温泉宿が見えてきました。
はじめは「八丁湯(はっちょうのゆ)」です。この宿はログハウスの建物が山の景色に合いますね。紅葉もとてもきれいです。
次に見えてくるのが「加仁湯(かにゆ)」です。
こんなところによく建てたものだと思うほど立派な建物で、多数の源泉をもつ、奥鬼怒で一番大きくて有名な宿。
そして最後の宿が「日光沢温泉」となります。今夜の宿です。この宿は純粋な山小屋なので、華美なところは一つもありません。良い温泉。おいしい食事。まずは一休みしましょうか。
看板犬の柴犬の家族が出迎えてくれました。こちらに、宿泊用の荷物は預けて今日の目的地である、鬼怒川の源流部、「鬼怒沼」へ向かいましょう。
登りはじめは結構な急登が続きます。途中では、オロオソロシの滝などが眺められますが、あまり眺望は良くない樹林帯を登ります。
しばらくすると緩やかなアップダウンになり、樹林帯を抜けた先にようやく見えてきました。今日の目的地、鬼怒沼です。行程はゆっくり上って約3時間ほどでしょうか。標高は2020mほどです。
名前の通り、鬼怒川の源流部に位置しており、高層湿原と称される場所で、有名な尾瀬沼と同じように湿地帯なので木は生えていなく、水草の原の中に、大小の池塘(ちとう)が点在する場所です。
下では天気が良かったのですが、今日はあまり天気は良くありません。しかし幻想的な雰囲気はとても良いですね。
尾瀬のように木道が整備されていて散策しやすくていいです。草紅葉は少し時期が過ぎてしまっていますが、結構きれいです。今日は訪れる人もいなくとても静かな散策となりました。
鬼怒沼の散策の後は山を下り、今夜の宿、日光沢温泉へ向かいましょう。
こちらの宿は初めにも書きましたが、登山の為の山小屋の色合いが強く、他の宿のように一般客はあまり訪れません。静かな夜を過ごせます。
部屋に落ち着いたら、早速お風呂に入り山登りの汗を流しましょう。内湯は男女別ですが、露天風呂は混浴です。
内風呂は白濁したお湯で、男湯の泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(硫化水素型)女湯の泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)と微妙に泉質が違います。
露天風呂は、下が白濁したお湯で泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(硫化水素型)多分、男湯と同じ源泉ではないかと思います。階段を登った上が透明なお湯で、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉、2種類の泉質のお湯が楽しめます。
露天風呂は谷間にあるため、遠くの眺望は望めませんが、紅葉時期に訪れたため、山々の木々がとてもいい眺めで湯浴みができました。
夕食、朝食も特別のご馳走ではないのですが、とてもおいしく頂きました。
翌朝は頼むと、山のお昼用におにぎり弁当を作ってくれます。さあ、出発しましょう。
二日目の目的地は「根名草山」を目指します。やはり結構な急登が続き、途中ガレ場もあり注意が必要です。しかしほとんどは樹林帯の中を進む道です。
根名草山山頂へ到着しました。標高は2329.7m お疲れさまでした。宿で作ってくれたお弁当のおにぎりがとてもおいしいです。
さあ下りは気をつけて帰りましょう。途中で昨日登った鬼怒沼を眺めることが出来ました。天気が良くてとても良い長めですね。また次回伺うのを楽しみに帰路につきましょう。
旅の記録
訪問日 : 2016年 10月
スタイル : 登山 1泊2日 夕朝2食付き
経費 : (記録無し)
泉質 : (男内湯)含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(硫化水素型)
泉質 : (女内湯)含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)
泉質 : (露天風呂下)含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(硫化水素型)
泉質 : (露天風呂上)ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
湯使い : 源泉かけ流し