酸性泉
酸性泉
源泉内に含まれる溶存物質のうち、水素イオンが1mg/kg以上あれば【酸性泉】です。
pH値が低く、酸性度の高い温泉です。酸味があります。
抗菌力が有るため、白癬(はくせん)症、トリコモナス膣炎、疥癬(かいせん)等に効果があります。飲用では低酸・無酸症や低色素性貧血等に利用されます。
酸性泉は刺激が強いため、病弱者、高齢者及び、皮膚の弱い人等には注意が必要です。体に強く作用するので、入浴すると肌にしみたり、湯ただれを起こすことがあるので、お湯から出たらシャワーなどで成分を流してふき取ることが必要です。
又、強い刺激を軽減するためにも、肌の角質を残しておいた方が良いので、石鹸などの使用は避けた方が良いでしょう。
刺激がとても強いので、「湯あたり」がしやすい温泉です。
酸性泉はこんなお湯です
【皮膚病の湯】
【浴用の泉質別適応症】
アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿症
【主な温泉地】
酸ヶ湯温泉(青森県)、玉川温泉(秋田県)、蔵王温泉(山形県)、岳温泉(福島県)、那須温泉(栃木県)、草津温泉(群馬県)、雲仙温泉(長崎県)他。
(温泉ソムリエテキストを参考にしています。)