沢渡温泉 共同浴場
沢渡温泉 共同浴場 訪問記
２０２２年 ５月訪問
沢渡温泉、共同浴場へ伺いました。
草津温泉の帰り道、六合（くに）集落を経由して中之条方面へのドライブの時、以前からとても気になっていた沢渡温泉。ようやくお邪魔しました。
龍鳴館さんの右隣に駐車場があり、数台駐車可能です。受付で３００円を「納入」します。受付の女性の話では、今日はまだお客が少ないので、熱いかもしれないとのことです。
とてもきれいに管理されている共同浴場ですね。浴室の床や壁は石張りでなかなか手が込んでいます。
脱衣所に設置されている、まあるいダイアル式の体重計（ヘルスメーターなどの野暮なものではありません）が温泉場の雰囲気を盛り上げています。
早速、お風呂に入りましょう。
浴室に入ると、二つの湯舟があります。話のとおり手前の浴槽は激熱でした。奥の浴槽は何とかなりそうなので、かけ湯を何回もしてから入りましょう。
各地の温泉に伺っていますが、かけ湯を心臓より遠いところから順に、数十回かけると、かなり激熱な温泉にも入れることが経験上わかりました。
格闘することしばし、いやあ、いいお湯ですねえ。湯の花が舞い、仄かに硫化水素臭が漂う、切れのある良いお湯です。
温泉分析表を拝見すると泉質は、カルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉（低張性アルカリ性高温泉）とのことです。もちろん源泉かけ流しです。
脱衣所には古い写真や、明治時代の温泉場の鳥観図などがあり、とても歴史が深い温泉地なのですね。草津の仕上げ湯として、とてもにぎわっていたものなのでしょう。
お風呂上りに温泉場を散策してみました。にぎやかな所はありませんが、とても落ち着いた温泉街です。
しばらく行くと見晴公園入口の看板が有るので登ってみました。お世辞にも眺望は良くありませんでしたが、訪問した５月はツツジの花が見ごろでなかなか良いですね。
高台に有る澤渡神社に参拝しました。説明看板に神社の由来等が書かれており、拝見すると、昭和２０年に大火があり、神社のみならず、旅館、民家なども消失してしまい、それ以降に再建されたそうです。共同浴場に有った鳥観図のように往時はとてもにぎわっていたことでしょうね。
次回はぜひ宿泊して堪能したいものです。
旅の記録
訪問日 ： ２０２２年 ５月
スタイル ： 立ち寄り湯
経費 ： ３００円/人
泉質 ： カルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物温泉（低張性 アルカリ性 高温泉）
湯使い ： 源泉かけ流し