旧碓氷峠 玉屋ドライブイン

おいしいもの,関東甲信越

2025年 5月 訪問

旧碓氷峠を散策した折、「玉屋ドライブイン」にお昼をいただきに伺いました。

力餅の看板がめじるしです。

直線の結構な上り坂が続く坂本宿を通り過ぎ、旧碓氷峠のつづら折れカーブが始まる場所に玉屋ドライブインはあります。「峠の力もち」で有名なお店です。

創業250年以上の歴史があるお店です。

平日のお昼過ぎ。お店の中へ伺うと碓氷峠周辺を散策するハイカーの家族連れや、モーターサイクリストたちが立ち寄ってにぎわっています。

早速中へ入ってお昼をいただきましょう。

表の看板には「創業二百余年」とあり、調べてみると旧中山道の刎石山(はねいしやま)四軒茶屋にての販売から、横川・軽井沢間にアプト式の鉄道が開通後は熊の平駅で力餅の駅売り、その後熊の平駅の廃止により、当地坂本に移り「玉屋ドライブイン」として開業して現在に至るそうです。

お土産用のサンプルです。注文するとすぐに作ってくれます。

お土産用に包まれた力もちを見ると「碓井貞光」と書かれています。貞光は1200年あまり昔の武将で、此処碓氷の生まれとされ、非常に力持ちで学問にもすぐれていたそう。又、安政2年、安中藩の若武士が安中城下大手前から碓氷峠熊野権現様まで、7里7丁余り(28キロ強)の中山道を遠足の競争があった時(現在の安政遠足マラソン)、若武士たちにふるまわれたのが力もちの始まりだそうです。

旅人の姿も、徒歩での旧中山道から鉄道で旧信越本線横川・軽井沢間のアプト式区間、現在は自動車で碓氷峠と移りましたが、此処には変わらない「峠の茶屋」の姿がありました。

一角にツキノワグマやキジなどの剥製がありました。

能書きはこのくらいにしてお昼ご飯を注文しましょう。本来であれば峠の力もちをいただくのでしょうが、お昼時なのでご飯にします。メニューを吟味して今日は「ソースカツ丼」を注文。しばし待ちましょう。

ソースカツ丼を注文。しばし待ちます。

お店の中を眺めると、鉄道の写真がたくさん貼ってあります。有名なめがね橋や時代を感じる機関車などの写真がたくさん貼ってあり、鉄道ファンにはたまらないでしょうね。ちょっと面白いのはクマやキジなどの剥製が飾ってありました。山所なのですね。

往時の鉄道写真がたくさん飾ってあります。

そうこうしていると注文のソースカツ丼ができました。ちょっと想像していた姿と違うので食してみると豚肉ではなく鶏肉を使ってあります。なるほど。味はあの酸味のきいたソースの味で変わらないのですが、鶏肉もなかなか美味しいものですね。

ソースカツ丼。鶏肉を使っているのが特徴です。

食事をしていると結構お客さんが立ち寄っては「力もち」を購入していきます。食事をしている方もお土産に注文されていてとても人気がるのですね。今回は旅の途中で日持ちがしないので断念しましたが次回はお土産にしたいと思います。ごちそうさまでした。

ごちそうさまでした。旅を続けましょう。

訪問日 : 2025年 5月

スタイル : 昼食

経費 : ソースカツ丼 850円

特徴 : 「峠の力もち」で有名なお店です。通年でいろいろな味のものがありますが、期間限定で「ずんだあん」入りが販売されてました。