箱根湯本温泉 近江屋旅館
箱根湯本温泉 近江屋旅館 宿泊記
２０２２年１０月 訪問
箱根湯本温泉、近江屋旅館さんに宿泊しました。
こちらの宿は旧箱根東海道に面した静かな通りに有ります。
実は数年前にこちらの前を散策したことがあり、失礼ながら今風の宿とは一線を画した鄙びた古風な構えにひかれて、いつかお邪魔したいなあと思いつつ、やっと宿泊する機会がありました。
道路に接している面は玄関のみと、ぱっと見は狭いのですが、奥行きがあり、入るとかなり広い宿なのですね。おとないを入れ、中へ入るとよく手入れがされており、とてもきれいです。中庭が見えるテーブルで宿帳を記帳。
建物は斜面に沿って建っている様で、玄関を入りお部屋は２階と３階です。ただ、玄関から階段が多いので、足腰の悪い方は要注意です。車の駐車場は通りを挟んだ反対側に有ります。
今回は２階の部屋に宿泊しました。コロナ過のご時世なので布団はすでに用意されており、セルフでひいて自由にくつろげます。最近は慣れたものでこの方がかえって楽で良いですね。
洗面台はリフォームされていて新しくて奇麗です。トイレは男女別の共有ですが、こちらもきれいで快適です。
窓からは絶景とは言えませんが箱根湯本の山々が垣間見え、旧東海道はあまり広い道路ではないので行き交う車も少なくてとても静かです。
さあ、早速お風呂に入りましょう。浴室は大小２か所あり、鍵をかけて貸切風呂として利用します。空いていれば何時でも入っていいのでとても良いですね。
大きな浴室は４人ほど入れて家族連れには最適で、浅い場所が有るのでお子さんにも安心だと思います。小さいほうは２人で一杯でカップルにちょうどいいサイズですね。モザイクタイルが奇麗です。
成分分析表を拝見すると、泉質は、単純温泉（弱アルカリ性・低張性・温泉）とのことです。源泉温度が４０℃弱の為、加温された源泉がかけ流されている様で、癖のないあっさりとしたお湯です。激熱などではなくお子さんなどにはちょうど良いのではないでしょうか。
お風呂に入りまったりして、箱根の夕暮れを満喫した後は夕食です。お食事処でいただきます。
季節は秋、柿の模様の練り物とは手が込んでいますね！。
豪華な食材や華美な所はありませんが、還暦過ぎの私などにはちょうど良い塩梅です。先付の蒲鉾は中々凝ったもので、秋のこの時期は柿なのですね。洒落ています。それから茶わん蒸しにチーズ。妻が喜んでいました。
朝食もシンプルですが、席に着いてから焼きたての鯵の干物が出る気配りがいいですね。
近江屋旅館さんは、華美なところは全くなく、接客は程よい距離感。温泉宿に必要なものはすべて文句なし。純粋に温泉に入ってゆっくりしたい方にとっては、とても良い一夜となるでしょう。
旅の記録
訪問日 ： ２０２２年 １０月
スタイル ： １泊２日 夕朝食２食付き
経費 ： ７８００円/人 消費税・入湯税別 ２人で訪問
泉質 ： 単純温泉（弱アルカリ性 低張性 温泉）
湯使い ： 加温かけ流し