大塩温泉 共同浴場
大塩温泉 共同浴場 訪問記
2023年9月 訪問
大塩温泉 共同浴場へ伺いました。
朝、まだお昼前の時間にもかかわらず、すでに多数のお客さんが湯浴みなさっていました。
只見川を眺めながら、茶色く濁ったお湯に入ります。結構な塩味がして、流れ出た湧出物が固まって成分の濃いのがわかりますね。
温泉成分分析書を拝見すると、泉質は、ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(等張性ー中性ー温泉)との事。
分析書の溶存物出量を見て驚きました。成分総量は9908mg/kg!!。なんと10g/kgに近い量です。すごい成分の濃さ!!。
陽イオンではナトリウムイオンの独断場。陰イオンでは塩素イオン、炭酸水素イオンが泉質名に表示されていますが、実は硫酸イオンも成分量では1078mg/kgもふくまれていて、そんじょそこらの硫酸塩温泉では太刀打ちできない成分量なのです。さすがに大塩と名の付く温泉なのですね。
こちらの大塩温泉は、うわさでは炭酸ガス成分が多いとの話なのですが、夏場のせいか浴感ではシュワシュワ感はあまりなく、源泉の投入口をすくうと、わずかにシュワシュワ感があり、口に含むと炭酸系の味が仄かにします。
注目の遊離二酸化炭素の量は、949mg/kgと、もうほとんど二酸化炭素泉に近い数値ですね。源泉温度も38℃ほどで、とてもいい浴感の温泉です。
只見川の氾濫で、施設はたびたび被害を受けているようですが、地元の方の熱意で再建なさっているようです。
こちらの温泉は、不定期で只見川沿いに自噴する場所が有るようで、幻の温泉の写真が掲示されていました。温泉好きなら、いつか入ってみたいですね!!。
旅の記録
訪問日 : 2023年 9月
スタイル : 立ち寄り湯
経費 : 協力金 300円/人 以上
泉質 : ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(等張性 中性 温泉)
湯使い : 源泉かけ流し (冬季は加温)