含よう素泉
含よう素泉
源泉内に含まれる溶存物質のうち、よう化物イオンが10mg/kg以上あれば【含よう素泉】です。
平成26年の法改定にて新たに加わった泉質です。
よう素は活性度の高い元素で、強い酸化力で殺菌作用を発揮し、うがい薬、傷薬などでもなじみの深いものです。
体内では甲状腺ホルモンの主成分で、大変重要な働きをします。甲状腺ホルモンは全身の代謝を促進させ、内臓の働きを活性化させるホルモンなので、皮膚や髪の更新を速めて美しくし、コレステロールを下げ、動脈硬化の予防にも効果のある成分です。
ただ、過剰に摂取すると甲状腺肥大を起こすことがあります。バセドウ病のように甲状腺が過剰に働いてしまう「甲状腺機能亢進症」があると、よう素の摂取は全身の過剰な代謝や激しい動悸を引き起こしてとても危険です。甲状腺機能亢進症の方には禁忌でも、よう素の不足している人にとっては効果が期待できるのが含よう素泉です。
含よう素泉は薬の味がして、科学の実験室の様な薬臭がします。
含よう素泉はこんなお湯です
【体質改善の湯】
飲用の適応症に「高コレステロール血症」がある泉質
【飲用の泉質別適応症】
高コレステロール血症
【主な温泉地】
大潟温泉(秋田県)、強首温泉(秋田県)、大手町温泉(東京都)、白子温泉(千葉県)他。
(温泉ソムリエテキストを参考にしています。)