房総の秘湯 七里川温泉

2023年 2月 訪問

千葉県君津市の山懐へ分け入ったところに、房総半島の秘湯と言える「七里川温泉はあります。この辺りは千葉ではとても珍しい硫黄分が含まれている温泉(冷鉱泉)が湧出するのです。私は時折訪問する温泉です。

天然硫黄七里川温泉の看板が目印。
玄関にはいろりの宿とあります。さあ入りましょう。

亀山ダム沿いの国道465号線からそれて、県道清澄養老線を鴨川市方面へ向かうとすぐに七里川温泉に到着します。この先はすれ違いができないような細い山道なので注意が必要です。さあ早速お邪魔してみまましょう。

玄関を入ると囲炉裏がしつらえてあります。
お茶は自由に飲んでいいのです。

以前は地味な雰囲気の建物だったのですが、数年前に来たときはモダンアートの作品の様な外観になってびっくりしました。玄関を開けるとすぐに囲炉裏を囲んでいくつかのテーブルがしつらえてあります。お茶なども自由にいただけます。こちらの宿は日帰り入浴だけではなくもちろん宿泊もできます。それではお風呂場へ行きましょう。2階です。

先ずはかけ湯をかけてからお湯をいただきましょう。ほどんど無色澄明なお湯で多少黄色いでしょうかね。ほとんど香りはありません。千葉の温泉に共通するところは、冷鉱泉のために加温されていることです。又、硫黄泉とありますがニオイをあまり期待しないほうがいいです。玄関右手に源泉が流されている場所があり手に取ってみると、ほのかに硫化水素臭がする程度です。

ちょっと湯気がたくさんで良く見えません。

温泉分析書を拝見すると泉質は「温泉法第2条別表に掲げる総硫黄とメタケイ酸と炭酸水素ナトリウムの項で温泉法の温泉に適合する」とあります。温泉法では温泉ですが療養泉には適合しないようです。しかしナトリウムイオン、塩素イオン、炭酸水素イオンなども多く含まれて、成分総計は0,69g/kgなので泉温が25℃以上あれば立派な単純温泉になるのですが泉温が16℃なので仕方がありませんね。

露天風呂へ入ってみましょう。こちらのほうがお湯の温度は低く設定してあり、とても長湯ができますね。房総の山々を眺めながらゆっくりと湯あみをしましょう。露天風呂からは「黄和田富士」なる山が眺められます。このあたりの地名が黄和田畑と呼ばれているためです。なるほど富士山に似ていますね。

正面に見える山が黄和田富士です。

露天風呂でゆっくりくつろぎ、内湯を上がり湯としてお湯を楽しみました。七里川温泉は房総半島の秘境と呼べる場所にあるのでゆっくりするのには最適ですね。囲炉裏焼のメニューもたくさんありますが、自分で持ち込みも可能で好きなものを焼けます。

かなり自由度が高い宿ですが、ちょっと乱雑な雰囲気がして潔癖症の方は難しいと思います。ちなみに囲炉裏焼で食材を持ち込む場合は別途、炭料金がかかります。

休息できる大広間はちょっと乱雑な感じ。潔癖症の方は要注意!。

館内にはかなりの数の猫ちゃんがいるので猫好きにはたまらないかもしれません。宿泊も出来るので機会が有ればお邪魔したいですね。

また来てニャン!

訪問日 : 2023年 2月

スタイル : 立ち寄り湯

経費 : 1150円/1人

泉質 : 温泉法第2条別表に掲げる総硫黄とメタケイ酸と炭酸水素ナトリウムの項で温泉法の温泉に適合する

所在 : 〒292-0537 千葉県君津市黄和田畑921−1 0439-39-3211

特徴・湯使い : 千葉県では珍しい硫黄泉のかけ流し。加温です。